2025.12.10マンション売却が大変・疲れたと感じるのはなぜ?内覧対応や売却を楽に進めるポイントを解説

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この記事で分かることを1分で解説
  • マンション売却が大変だと感じる原因は、売却期間の長さや専門用語の多さ、内覧対応の負担などにある
  • マンション売却を成功させる為には、物件の魅力を整理してアピールポイントを明確にする
  • 売却の負担を軽くする為には、信頼できる不動産会社をパートナーに選ぶこと、スケジュールに余裕を持つことが大切

マンション売却には専門知識や面倒な手続きが必要な為、初めての方だけでなく経験者でも大変だと感じることがあります。しかし、大変だと感じる理由や負担を減らすポイントを事前に知っておけば、楽にマンション売却を進められます。

この記事では、マンション売却が大変だと感じる理由や、売却を楽に進める為のポイントを解説します。

マンション売却が大変・疲れたと感じる5つの理由

はじめに、マンション売却がなぜ大変だと感じるのかを見てみましょう。

一連の売却手続きが完了するまでに時間がかかる

マンション売却が大変だと感じる大きな理由として、一連の売却手続きが完了するまでに時間がかかることが挙げられます。

マンションの売却には多くの手続きを踏む必要があり、売り出してから買主様へ引き渡すまでに、一般的に4〜6ヵ月程度の期間がかかるとされています。ただし、物件の立地や条件によっては、なかなか買主様が見つからず、1年を要するケースも少なくありません。
具体的には、下記の図のような流れで進んでいきます。

マンション売却の基本的な流れ画像

まずは不動産会社へ査定を依頼し、売却を依頼する不動産会社が決まったら、媒介契約を締結します。その後、売り出し価格を決めて売却活動を開始し、購入希望者が見つかれば条件交渉を行い、売買契約を結びます。
無事売買契約が締結されたら、引っ越し、マンションの引き渡しへと進みます。

こうした流れのなかで「本当に売れるのだろうか」と不安を感じると、精神的な疲れにつながる恐れがあります。
マンションの引き渡しが終わっても、手続きが全て完了するわけではありません。売却した翌年に確定申告が必要となるケースがあります。確定申告の手続きは手間がかかるうえ、「まだやることが残っている」という感覚が申告を終えるまで続く為、長期間にわたり負担を感じてしまうのです。

マンションを売却する際の注意点や流れ、不動産会社を選ぶポイントについては、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

マンション売却完全ガイド!注意点や流れ、税金・費用、失敗事例を徹底解説

専門用語が多く、分からないことが多い

専門用語が多く難解であることも、マンション売却が大変だと感じる理由です。

スムーズにマンションを売却するには、売却の流れや不動産に関する法律、費用や税金に関する知識が求められます。不動産会社と締結する媒介契約や、物件に欠陥があった際の売主様の責任を定めた契約不適合責任など、聞き慣れない言葉に戸惑う方も多いでしょう。

しかし、知識がないまま売却を進めると、値引き交渉を受けた際にどのように対応して良いのか分からず、相場より安く売ってしまう恐れもあります。

もしマンション売却で少しでも不安があれば、不動産会社に相談するのがお勧めです。長谷工の仲介では、売却に関するささいな疑問にもお答えする「売却何でも相談」を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

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内覧の準備や対応を負担に感じる

内覧の準備や対応も、マンション売却が大変だと感じる要素の一つです。内覧は購入を後押しする大切な機会ですが、購入希望者から内覧の依頼が入るたびに日程を調整する必要があります。

さらに売主様は、内覧に向けて部屋の掃除や片付けをしなければなりません。売却活動が長引くと、この作業を何度も繰り返すことになり、負担は増していくでしょう。小さな子どもやペットがいる家庭では、内覧の間、実家や友人に預かってもらうなどの配慮も求められます。

こうした内覧に向けた準備に加えて、当日は内覧者からの質問に答えながら立ち会うケースもある為、心身ともに負担を感じてしまうのです。

マンション売却の内覧の流れや意識するべきポイントについては、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

マンション売却での内覧の流れは?事前準備やチェックすべきポイントもご紹介

手続きや書類の用意が大変

マンション売却では、手続きや書類の用意が大変だと感じる場面もあります。取得に時間がかかる書類を用意したり、専門業者へ手続きを依頼したりする必要があり、計画的に進めなければスムーズに売却できないこともあります。

マンション売却に必要な主な書類は次の通りです。

必要な書類の例
  • 身分証明書
  • 登記済証(権利証)または登記識別情報
  • 固定資産税・都市計画税納税通知書や固定資産税評価証明書
  • 分譲時のパンフレット
  • リフォーム箇所が分かる資料
  • 住宅ローンの返済予定表または残高証明書
  • 印鑑証明書・実印
  • 住民票

マンション売却に必要な書類については、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

マンション売却に必要な書類は?段階ごとの必要書類と入手方法を解説

また、マンション売却では必要に応じて以下の手続きや手配を進める必要があります。

売却で必要な手続き
  • ホームステージング(家具や小物を配置して室内を魅力的に演出する手法)業者の手配
  • ハウスクリーニングの依頼
  • ホームインスペクション(建物診断)の依頼
  • 不用品回収業者の手配
  • 施工業者の手配(室内の修繕を行う場合)
  • 引っ越し会社の手配
  • 光熱費やインターネット関連の手続き
  • 抵当権抹消などの法的手続きに関する司法書士への依頼
  • 相続や財産分与でトラブルになった際の弁護士への依頼

マンション売却では、売却活動と同時に上記の手続きをこなしていく必要がある為、売主様には時間的にも精神的にも大きな負担がかかります。

競合物件との価格競争が生じるから

競合物件との価格競争が生じる点も、マンション売却が大変に感じる要因です。同じマンション内で他にも売り出し中の部屋がある場合、購入希望者はそれぞれの部屋の条件を比較検討するのが一般的です。その為、周辺の競合物件の価格を意識した価格設定が求められます。

また、内覧の際には他の部屋にはない魅力をアピールする必要があり、通常より対応に気を使うことも多いでしょう。こうした対応が精神的なプレッシャーとなり、マンション売却が大変だと感じてしまうのです。

マンション売却でこれだけはやるべきこと

マンション売却は大変なことが多いですが、後悔しない為にも最低限押さえておきたいポイントがあります。ここからは、マンション売却をスムーズに進める為のポイントをご紹介します。

マンションの魅力をまとめる

マンション売却を成功させる為には、マンションの魅力を売主様自身が整理し、不動産会社の担当者に適切に伝える必要があります。

というのも、物件の本当の良さは、実際に住んでいる方にしか分からないことが多いからです。例えば、「夏は涼しい風が通り抜ける」「バルコニーから見える夜景が綺麗」「徒歩5分圏内に夜遅くまで営業しているスーパーがある」などの具体的な情報を伝えれば、広告や内覧の際にアピールポイントになります。

さらに、「収納はどのくらいありますか?」「近所の騒音は気になりますか?」など、購入希望者から想定される質問への回答をあらかじめ用意しておけば、内覧対応がスムーズに進みます。事前にこのような準備をしておくことで、売却が楽になる可能性が高まるでしょう。

手元に残る金額をシミュレーションする

手元に残る金額を事前にシミュレーションしておくことも、マンション売却をスムーズに進めるコツです。

マンション売却では、売却価格がそのまま手元に残るわけではなく、仲介手数料などの費用や、利益が出た場合の税金が差し引かれます。かかる費用や税金は次の表を参考にしてください。

かかる費用や税金 目安金額
仲介手数料 仲介手数料は売買代金によって上限額(別途消費税)が以下のように決まっている。
  • 200万円以下:売却価格×5%
  • 200万円超~400万円以下:売却価格×4%+2万円
  • 400万円超:売却価格×3%+6万円
※「低廉な空家等の媒介の特例」により、物件価格が800万円以下の仲介については、上限額が30万円(税抜)となる。
印紙税 印紙税は売買契約書に記載する契約金額で決められている。住宅で多い価格水準の印紙税は以下の通り。
  • 契約金額が1,000万円超5,000万円以下:1万円
  • 契約金額が5,000万円超1億円以下:3万円
※税額は2027年3月31日までの軽減税率
譲渡所得税 売却物件で譲渡所得(売却益)が発生したときに生じる税金。所得税および住民税、復興特別所得税を合算した原則的な税率は以下の通り。
  • 所有期間5年以下:譲渡所得の39.63%
  • 所有期間5年超:譲渡所得の20.315%
抵当権抹消登記費用 抵当権抹消の登録免許税は、不動産1個につき1,000円。土地1筆、建物1個なら2,000円となる。
手続きを司法書士に依頼する場合は、司法書士手数料(1万~3万円程度)がかかる。
住宅ローンの一括返済手数料 インターネットバンキングや窓口の申し込みで無料〜3.3万円程度かかる。
ハウスクリーニング 水回りの必要な箇所だけを行えば2〜5万円程度。
引っ越し費用 3人家族で500km未満の引っ越しを行った場合、通常期なら20万円、繁忙期(2〜4月)なら30万〜40万円程度。
不用品回収費用 5万〜10万円以上
※不用品の量によって価格は変動
ホームステージング費用 20万〜25万円
※コーディネートする箇所や期間によって価格は変動

住宅ローンが残っている場合、手元に残る金額をシミュレーションしなければ、売却代金でローンを完済できるかどうかの判断ができません。安心して売却を進める為には、不動産会社の査定価格をもとに、諸費用や税金を差し引いた最終的な手取り額を把握しておきましょう。

マンション売却にかかる税金や諸費用については、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

マンション売却にかかる税金はいくら?計算方法や知っておきたい控除について徹底解説

マンション売却にかかる費用や手数料は?費用を抑える方法も紹介

マンション売却で手元に残る金額はいくら?手取り額の計算方法やシミュレーションをご紹介

住宅ローンを完済できる最低金額を把握する

住宅ローンの残債がある場合は、売却代金で完済できる最低売却価格を把握しておく必要があります。

マンションを売却する際は、ローンを完済して金融機関が設定した抵当権を抹消しなければなりません。抵当権とは、住宅ローンを利用した際に金融機関が購入する家を担保として設定する権利のことです。

最低売却価格を把握する為には、金融機関から送付される返済予定表やインターネットバンキングの会員ページなどで正確なローン残高を確認しましょう。そのうえで、ローン残高+売却にかかる諸費用を計算すれば、住宅ローンを完済する為に最低限必要な売却価格が分かります。

もし、住宅ローン残高より高く売れそうにない場合は、自己資金で不足分を補填するか、新たな家の購入資金と合算して借り入れできる住み替えローンの利用などを検討してみてください。

住宅ローンが残っている家の売却方法については、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

ローン残債があってもマンション売却できる?ケース別に対処方法を解説

住み替えローンとは?メリット・注意点や利用の流れ、ローン返済中の住み替え可否も解説

不動産会社が作成した広告をチェックする

不動産会社に広告の作成を依頼する際は不動産会社に丸投げせず、作成された広告を必ず自分の目でチェックしましょう。広告は、売り出している物件を購入希望者が知る最初の窓口です。第一印象が良ければ内覧希望につながります。

広告をチェックする際は、まず写真が魅力的かどうかを確認します。部屋が明るく、広く、綺麗に見えるか、プロが撮影したような質の高い写真が使われているかを確認しましょう。次に、マンションのアピールポイント(日当たり、眺望、周辺環境の利便性など)がしっかりと反映されているかをチェックします。

もし写真が暗かったり、説明文で魅力が伝わらなかったりする場合は、遠慮なく修正を依頼してください。不動産会社に任せきりにせず売主様の視点を加えることで広告の質が高まり、より多くの購入希望者の関心を引くことにつながります。

マンション売却を楽に進める8つのポイント

マンション売却の大変さを軽減する為には、コツを押さえておく必要があります。ここでご紹介する8つのポイントを実践して、手続きの負担や精神的なストレスを減らしましょう。

余裕を持ってスケジュールを組む

マンション売却を楽に進める為には、余裕を持ってスケジュールを組むことがポイントです。スケジュールに追われると「早く売却したい」という焦りが生まれ、冷静な判断ができなくなる恐れがあります。

特に、先に新居へ引っ越した場合、売却期間が長引くと売り出しているマンションのローンと新居の費用の二重払いが発生し、資金繰りに影響を及ぼすことが考えられます。納得のいく売却を実現する為にも、最低でも半年から1年ほどの期間を見込んで売却活動に臨みましょう。

中古住宅が売れるまでの期間や早く売る為のコツについては、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

中古住宅が売れるまでの平均期間は?早期売却のコツと売れない場合の対処法をご紹介

信頼できる不動産会社・担当者を探す

マンション売却を楽に進める為には、信頼できる不動産会社・担当者を探すことが重要です。最初から一社に絞らず、複数の不動産会社を比較検討しましょう。マンションの査定価格は会社によって差が出ることが多く、複数の会社から査定を取ることで、マンションの適正な相場が把握できます。

そのうえで、ここからご紹介するポイントを参考に、安心して任せられる会社を見極めてください。
不動産会社の詳しい選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

マンション売却の不動産会社の選び方は?判断基準や失敗しない為のポイントを解説

中古マンションの売却実績をチェックする

まずは、中古マンションの売却実績が豊富な不動産会社を選びましょう。

中古マンションの売却実績が多い不動産会社には、売却に関するノウハウが蓄積されています。物件があるエリアの市場動向や、どのような層に需要があるかを熟知している為、「このマンションなら若い夫婦向けにリフォーム後のイメージを伝える広告が効果的です」など、プロならではの視点で的確なアドバイスがもらえるでしょう。

実績が豊富かどうかは、不動産会社のホームページで過去の取引事例を確認したり、査定の際に直接質問したりすることで確認できます。

口コミを調べる

次に、その不動産会社を実際に利用した方の口コミを調べることもお勧めです。口コミを確認すれば、公式サイトや広告だけでは分からない担当者の対応や売却活動の進め方などのリアルな情報が得られます。

例えば、「連絡が丁寧で、売却の進捗をこまめに報告してくれたことで安心できた」「専門的な内容を素人にも分かるように説明してくれた」などの良い口コミがあれば、安心して依頼できる不動産会社だと分かります。一方、「担当者からの連絡が遅い」などのネガティブな口コミが多い不動産会社には注意が必要です。

ただし、口コミは個人の主観に基づくものである為、なかには信憑性に欠ける情報も混ざっています。全ての情報を鵜呑みにせず、あくまで一つの参考として、複数の口コミを総合的に見て判断することが重要です。

査定価格の根拠を説明してもらう

査定によって提示された査定価格の根拠を具体的に説明してもらいましょう。ただ高い査定価格を提示するだけでなく、その金額に至った理由を明確に示してくれる不動産会社であれば、安心して売却を任せられます。

信頼できる不動産会社の場合、近隣で半年以内に売れた物件の成約価格や、築年数・階数・方角などの評価点などの客観的なデータを用いて、査定価格の根拠を論理的に説明してくれます。反対に、根拠が曖昧で「とにかく高く売れます」と主張するだけの会社には要注意です。

売却査定の流れや査定時によくあるトラブル事例については、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

マンションの売却査定で見られるポイントとは?査定の流れや高く売るコツ、注意点を解説

不動産の無料査定でよくあるトラブルとは?事例や対処法について解説

担当者の対応も気にかける

不動産会社の規模や実績だけでなく、担当者個人の対応や自分との相性も重要なポイントです。

マンション売却は担当者と二人三脚で進めることになる為、どれだけ有名な不動産会社でも、担当者と円滑にコミュニケーションが取れなければストレスを感じてしまいます。不動産会社の担当者と実際に話してみて、「この人になら何でも相談できる」と思える相手を見つけましょう。質問に対して真摯に答えてくれるか、こちらの要望を丁寧に聞いてくれるか、連絡のレスポンスは早いか、などの点を確認してみてください。

様々なサポートを受けられる不動産会社に依頼する

マンション売却を少しでも楽に進められるよう、様々なサポートが受けられる不動産会社に依頼してください。

不動産会社によっては、マンション売却だけでなく、売却に関連する様々なサービスを提供している場合があります。例えば、ハウスクリーニングや軽微な修繕、不用品を処分する専門業者の紹介などのサービスが挙げられます。また、税務や相続に関する相談窓口を設け、提携の専門家を紹介してくれる不動産会社もあります。

上記のサポートを提供しているような不動産会社にマンション売却を依頼すれば、売主様が自分で専門業者を探す手間が省けるでしょう。

長谷工の仲介では、売却に関する各種サポートをご用意しています。ぜひご活用ください。

税務相談サービスはこちら

仲介バリューアップサポートはこちら

長谷工の仲介のホームステージングはこちら

長谷工の仲介のハウスクリーニングはこちら

長谷工の仲介のアフターサーサポートはこちら

内覧対応を不動産会社に依頼する

内覧の準備や当日の対応に不安や負担を感じている場合は、不動産会社に内覧対応を任せるのがお勧めです。特に、すでに引っ越しを済ませて物件が空き家になっている場合は、担当者に内覧対応を一任できます。

担当者に内覧対応を任せられれば、購入希望者との日程調整から当日の案内、質問への応対まで、全て代行してくれます。売主様が毎回立ち会う必要がなくなる為、わざわざ時間を作って現地へ向かう手間が省けるでしょう。

ただし、マンションに住んでいる間に内覧を行う場合は、売主様も一緒に対応するのが一般的です。最近ではビデオ通話などを使ったオンライン内覧や録画を利用した内覧方法もありますが、室内の細かい部分が確認できない為、購入希望者によっては購入をためらってしまうことも考えられます。

書類の用意・各種手続きを専門家に依頼する

売却に必要な書類の用意や各種手続きは、司法書士や税理士などの専門家に依頼しましょう。例えば、住宅ローンを完済した際の抵当権抹消登記手続きは司法書士に、売却で利益が出た場合の確定申告は税理士に代行を依頼できます。

専門家に依頼する場合は費用がかかりますが、複雑な手続きを正確かつスムーズに進められる点はメリットです。書類の不備や手続きの漏れも防げる為、安心して売却を進められます。

事前に売却条件を決めておく

売却活動をはじめる前に、「これ以上は安く売らない」という売却価格の下限や引き渡し条件などを具体的に決めておきましょう。あらかじめ自分のなかでの基準を明確にしておけば、交渉の場で冷静な判断ができます。

決めておくべき条件としては、価格の他に、エアコンや照明器具は置いていくか、引き渡しはいつにするか、などが挙げられます。そうした条件を事前に担当者と共有しておけば、購入希望者との交渉もスムーズに進みます。焦って不利な条件を飲んで後悔しない為にも、希望条件の整理は必ず行いましょう。

売却前に引っ越しを済ませておく

可能であれば、売却活動をはじめる前に引っ越しを済ませておくと良いでしょう。空き家の状態にしておけば、売主様と購入希望者、双方の負担が軽減します。

空き家の場合だと、購入希望者の都合に合わせていつでも内覧できるだけでなく、生活感がない為部屋が広く見え、購入希望者が新生活をイメージしやすくなるメリットがあります。売主様にとっても、内覧のたびに掃除や片付けをする手間が省けます。

逆に、売却が決まってから引っ越す場合、引き渡し日までに新居を見つけないと仮住まいが必要になり、余計な費用と手間がかかります。

不動産会社による買取を利用する

時間や手間をかけずに売却したい場合は、不動産会社による買取を利用する方法もあります。

買取とは、不動産会社が直接物件を買い取るサービスです。一般的な仲介と違って購入希望者を探す必要がない為、内覧や広告作成の手間がかかりません。場合によっては最短1週間程度でマンションを現金化することも可能です。仲介に比べて売却価格は低くなる傾向にありますが、「すぐに現金が必要」「近所に知られずに売却したい」「煩わしい売却手続きを避けたい」という方にお勧めです。

買取の基本情報や相場、一定期間仲介で売れなかった場合に不動産会社が買い取る買取保証(売却保証)付き仲介については、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

マンション買取とは?仲介との違いや注意点、向いているケース、業者の選び方について解説

不動産買取の相場は仲介の何割?調べ方や売却成功のポイントを解説

買取保証付き仲介とは?仲介との違いやメリット・注意点、売却の流れを解説

長谷工の仲介では、直接買取はもちろん、売却保証にも対応しています。状況に合わせて最適なプランを提案して欲しいという方は、お気軽にご相談ください。

長谷工の仲介の売却保証・直接買取はこちら

マンション売却に関するよくある質問

最後に、マンション売却に関して多くの方が抱く疑問にお答えします。

マンションに住んだまま売却活動を進められる?

マンションに住んだまま売却活動を進めることは可能です。実際、多くの方が売却後の引っ越しを選んでいます。
ただし、売却活動と並行して新居探しも行いましょう。売却活動中に新居が見つからなかった場合、一時的に賃貸物件などの仮住まいへ引っ越す必要があり、余計な費用や手間がかかる為です。

家に住みながら売却する流れやメリットについては、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

住みながら家を売ることはできる?メリット・デメリットや注意点を解説

マンションに住んでいる間の内覧はどのように進める?

マンションに住みながら売却を進める場合は、担当者と内覧者が自宅を訪れる形で内覧が進みます。売却期間中の平均的な内覧回数は5〜10回といわれていますが、これはあくまで目安です。物件の魅力や価格設定によってはそれ以下の回数で成約に至るケースもあれば、それ以上の内覧があったのに購入希望者が見つからないケースもあります。

内覧当日の対応は、基本的に不動産会社の担当者に任せるのがお勧めです。
売主様はあまり積極的に話しかけず、静かに様子を見守るのが無難です。内覧者から質問があった場合に答えるなど、必要な場面でのみ対応すると良いでしょう。売主様があまり前に出ないことで、内覧者は気兼ねなく室内を見学でき、結果として良い印象につながります。

いずれにしても、担当者とどのような流れで案内するのか、質問されたらどう答えるかといった点を打ち合わせておくと安心です。

まとめ

マンション売却には専門知識が必要なうえ、手続きが多岐にわたる為、売主様にとって負担が大きい場合があります。

そうしたなかでもマンション売却をスムーズに進める為には、スケジューリングや内覧対応に配慮することが求められます。また、面倒な手続きを専門家に任せたり、信頼できる不動産会社からサポートを受けたりすることでも負担を軽減できます。

後悔のないマンション売却をする為にも、まずは信頼できるパートナーを見つけ、相談しながら計画的に進めましょう。長谷工の仲介では、マンション売却に関するご相談を受け付けています。ぜひお気軽にご相談ください。

※本記事の内容は2025年12月10日現在のものであり、制度や法律については、今後改正・廃止となる場合がございます。

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この記事の著者

杉山明熙
元不動産営業のWEBライター。
不動産営業を12年間経験し店長、営業部長として、売買仲介、賃貸仲介、新築戸建販売、賃貸管理、売却査定等、あらゆる業務に精通。
個人ブログにて不動産営業への転職のお手伝い、不動産営業のノウハウ、不動産投資のハウツーなどを発信。
不動産業界経験者にしかわからないことを発信することで「実情がわかりにくい不動産業界をもっと身近に感じてもらいたい」をモットーに執筆活動を展開中。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、2級ファイナンシャルプランナー保有。
写真:杉山明熙

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