2025.9.3マンション売却の不動産会社の選び方は?判断基準や失敗しない為のポイントを解説

マンション売却の不動産会社の選び方は?判断基準や失敗しない為のポイントを解説画像

これからマンションを売却する予定の方で、業者をどのように選ぶべきか迷っている方もいると思います。不動産会社は売却の成否を決める重要なパートナーですので、自分の状況や物件に合った会社を選ぶことが望ましいです。
この記事では、マンション売却を依頼する際の不動産会社の種類や信頼できる不動産会社の選び方について解説します。

マンション売却における不動産会社の種類

はじめに、マンション売却における不動産会社の種類について解説します。

仲介

仲介とは直接買主様に市場価格で売却する方法で、仲介業者は売主様と買主様をつなぐ役割を担います。
仲介を依頼した場合、媒介契約と呼ばれる契約を締結し、買主様を見つける為の売却活動を仲介業者に委託します。
仲介は、小規模な業者から大企業まで幅広く存在する点が特徴です。

なお、不動産会社が仲介での売買を成立させた場合、売主様と買主様は仲介業者へそれぞれ仲介手数料を支払う必要があります。
仲介手数料は、取引形態によって支払いパターンが以下のように異なります。

取引形態 概要説明
両手取引
  • 1社の不動産会社が売主様と買主様の両方を担当する
  • 仲介成立時は売主様・買主様ともに同じ不動産会社に対して仲介手数料を支払う
片手取引
  • 異なる不動産会社2社で売主様と買主様を担当する
  • 仲介成立時はそれぞれ担当した不動産会社に対して仲介手数料を支払う

仲介によるマンション売却の流れについては、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

マンション売却完全ガイド!注意点や流れ、税金・費用、失敗事例を徹底解説

買取

買取は、不動産会社に下取り価格で売却する方法で、買取業者が買主となります。
最初に査定を依頼し、査定価格に合意したらそれが売却価格となり、買取業者と売買契約を締結します。

買取によるマンション売却の流れについては、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

マンション買取とは?仲介との違いや注意点、向いているケース、業者の選び方について解説

任意売却

任意売却とは、住宅ローンの残債が売却価格を上回っている(オーバーローン)場合に、債権者(お金を貸している方)の合意を得たうえで行う特殊な売却方法です。
売却価格とローンの残債額の差が大きいと、金融機関と折り合いがつかないこともあります。また、任意売却の際は、連帯保証人などの同意が必要になる為、他の売却方法と比べて安易にはできません。

任意売却によるマンション売却の流れについては、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

任意売却とは?売却の流れや条件、メリット・注意点を解説

このように、マンションを売却する方法には大きく3つの選択肢があります。

ここからは、それぞれの売却方法のメリット・デメリットについて解説していきますが、「すでに売却方法を決めている」という方は、後述の「マンション売却での不動産会社の選び方」をご覧ください。

マンション売却で仲介を依頼するメリットとデメリット

次に、仲介を依頼するメリットとデメリットについて解説します。

仲介のメリット

仲介を依頼するメリットは、主に以下の3つです。

  • 理想的な価格での売却を目指せる
  • 売却の手続きをサポートしてもらえる
  • 物件をより広く・多くの方に知ってもらえる

前述した通り、仲介では市場価格で売却を目指します。
さらに、チラシやインターネットなどで集客する為、より多くの買主様へアプローチでき理想の価格で売却できる可能性が高まります。

マンション売却は不動産や法律など専門知識が求められます。仲介であれば、買主様との条件調整から売買契約まで不動産会社が全面的にサポートしてくれる為、売却活動の負担軽減につながるだけでなく安心して取引を進めることができるでしょう。

しかし、サポートが充実していない不動産会社を選んでしまうと、買主様との間でトラブルが発生する恐れがある為、実績豊富な信頼できる会社を選ぶことが重要です。

仲介のデメリット

仲介を依頼する際は以下の2点に留意しましょう。

  • 売却スケジュールに余裕を持つ必要がある
  • 仲介手数料がかかってしまう

仲介によるマンション売却は、一般的に3~6ヵ月程度の期間がかかるとされています。売りたい物件の立地や条件によっては、なかなか買主様が見つからず、さらに時間を要するケースも少なくありません。
その為、仲介を依頼する際は余裕を持った売却スケジュールを引いておきましょう。

また、無事買主様が見つかり、売買が成立した際には不動産会社に対して仲介手数料の支払いが発生する点にも注意が必要です。
仲介手数料の設定は不動産会社によって異なるものの、法律で以下の表の通り上限が定められている為、一般的には上限額での支払いとなります。

売却価格 仲介手数料の上限額を求める速算式
400万円超 物件価格✕3%+6万円+消費税
200万円超〜400万円以下 物件価格✕4%+2万円+消費税
200万円以下 物件価格✕5%+消費税

中古マンションの売却期間や失敗例、仲介手数料については、こちらの記事でも詳しく解説していますのでご覧ください。

中古住宅が売れるまでの平均期間は?早期売却のコツと売れない場合の対処法をご紹介

マンション売却の失敗事例20選と対策を解説!後悔しない為にできることは?

不動産売却の仲介手数料とは?計算方法や支払い時期についてご紹介

マンション売却で買取を依頼するメリット・デメリット

買取を依頼するメリットとデメリットについて解説します。

買取のメリット

買取を依頼する主なメリットは、以下の4つです。

  • 短期間で売却ができる
  • 好きなタイミングで売却時期を設定できる
  • 不具合・残置物があっても売却ができる
  • 仲介手数料がかからない

買取では、一般の買主様ではなく不動産会社が買主となる為、最短1週間でのスピーディーな売却が期待できます。
引き渡し日も不動産会社と話し合って決めることができる為、好きなタイミングで売却時期を設定しやすい点もメリットといえます。例えば「1ヵ月後に転勤しなければいけない」という場合でも、転勤日に合わせて売却でき、転勤直前に慌てる心配がありません。

また、建物に不具合があったり、家具などの残置物があったりする場合でもそのまま売却しやすい点もメリットです。
これは、仲介とは異なり、買取では不動産会社が買い取った物件を修繕・リフォームして再販売することが前提となっているからです。

さらに、買取は売主様と不動産会社の「売買」ですので仲介手数料はかかりません。仲介手数料だけでなく修繕やハウスクリーニングなどの費用も発生しない点も特徴です。

短期間での不動産売却については、こちらの記事でも詳しく解説していますのでご覧ください。

短期間で不動産を現金化したい!現金化する方法とそれぞれのポイントを解説

買取のデメリット

買取を依頼する際は以下の2点に留意しましょう。

  • 物件の条件によっては売却ができない場合もある
  • 仲介よりも売却価格は低くなりやすい

買取では、物件の条件によっては売却ができないこともあります。
マンションにおいては、不動産会社が独自に買取可否の基準を設けており、一部の買取業者では旧耐震基準(1981年6月1日より前に建築確認申請を通過した建物)のマンションは買い取らないといった例もあります。

また、物件のリフォーム費用や再販時の諸経費といったコストを買取業者が負担する為、仲介に比べて売却価格が低くなりやすい点もデメリットです。
「なるべく高い価格でマンションを売りたい」とお考えの場合、買取の依頼は慎重に検討しましょう。

仲介・買取どちらで売却するかお悩みであれば、まずは長谷工の仲介で無料売却査定を試してみるのはいかがでしょうか。

無料売却査定はこちら

マンション売却で任意売却を依頼するメリット・デメリット

任意売却は特殊な売却方法ですので、メリット・デメリットを押さえたうえで慎重に検討しましょう。

任意売却のメリット

任意売却は住宅ローンの返済が困難になり、通常の売却ではローンを完済できない場合に選択されることが多く、以下のようなメリットがあります。

  • プライバシーが守られやすい
  • 競売よりも高値で売却できる可能性がある
  • 引っ越し費用や残債の返済について交渉できる可能性がある

住宅ローンの返済を長期間滞納した場合、最終的に物件は競売にかけられます。
競売では物件情報が裁判所のWEBサイトに掲載される為、近隣住民などに滞納状況を知られてしまうリスクがあります。

一方、任意売却は通常の不動産売却と同様に扱われることから、希望すれば情報が公開されず、安心して依頼できるのが特徴です。

また、競売での売却価格は市場価格よりも下がりますが、任意売却は市場価格での売却を目指しやすくなります。
さらに、売却後の住宅ローン残債の返済方法について金融機関と交渉したり、売却代金のなかから引っ越し費用の一部を捻出してもらえたりと柔軟な売却が可能です。

競売については、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

競売とは?流れや注意点、回避する方法について詳しく解説

家の住宅ローンが払えない!滞納するリスクや返済できないときの対処法を解説

任意売却のデメリット

任意売却を依頼する際は、以下の3点に留意しましょう。

  • 売却期限が決まっている
  • 金融機関や連帯保証人・連帯債務者の同意が必要
  • 個人信用情報に傷が付く恐れがある

任意売却は、売却できる期間が競売開札日の前日までと限定的です。
ローンを滞納し始めてから1年〜1年半ほどの間に、金融機関の同意を得て売却まで行うのでスケジュールが煩雑になります。

また、前述した通り、任意売却を行うには住宅ローンの債権者である金融機関の同意に加え、連帯保証人や連帯債務者にも同意を得なければなりません。
場合によっては、合意形成に時間がかかったり、交渉が難航したりしてなかなか売却を進められない恐れもあるでしょう。

さらに、住宅ローンを滞納していることは個人信用情報機関に登録される為、情報が抹消されるまでのおよそ5〜10年は新たなローンを組んだり、クレジットカードを作成したりすることが難しくなる点にも注意が必要です。

マンション売却での不動産会社の選び方

ここでは、マンション売却を依頼する不動産会社を選ぶ際に、確認したいポイントについて解説します。

査定価格に根拠があるか

マンション売却を依頼する不動産会社を選ぶ際は、査定価格の根拠を説明できるかどうかを見極めることが大切です。例えば、開示可能な範囲内で具体的な成約事例を示してくれる不動産会社であれば信頼性が高いといえます。

一方で、「経験に基づいた直感です」、「値上がりしているのでこれくらいでも売れると思います」など根拠のない説明で価格を提示する会社には注意が必要です。
なかには、顧客獲得の為に相場よりも極端に高い査定価格を提示してくる会社もあります。
このような場合、契約後に売却価格を大幅に下げられる恐れがある為、避けたほうが良いでしょう。

マンション売却査定の流れや査定時のトラブルを避ける為のコツについては、こちらの記事でも詳しく解説していますのでご覧ください。

マンションの売却査定で見られるポイントとは?査定の流れや高く売るコツ、注意点を解説

不動産の無料査定でよくあるトラブルとは?事例や対処法について解説

マンション売却の実績があるか

売却する物件の地域で豊富な売却実績があり、会社としてもマンション売却に注力していることを全面的にアピールしている不動産会社を選ぶのが望ましいです。
マンション売却を得意としている業者は、ホームページにもマンションに注力していることを謳っていますので、まずは、会社のホームページを確認することをお勧めします。

なお、一口にマンションといっても、投資用・居住用など用途によってターゲットや売却方法や売却戦略も異なります。気になる業者がどのようなタイプの物件に強みがあるかも、あわせてチェックしておきましょう。

長谷工の仲介は、マンション売却の豊富な実績があります。
マンションに特化したノウハウを活かし、売主様一人ひとりに合わせたご提案が可能です。「まずは相談だけしたい」という場合もどうぞお気軽にご相談ください。

長谷工の仲介について詳しくはこちら

幅広い売却方法に対応しているか

仲介や買取など複数の売却方法を選択できる不動産会社を選ぶことも大切です。
複数の売却方法が選べる会社であれば相談できる内容が増えるほか、仲介だけの会社よりも、仲介と買取の両方を行っている会社のほうがサービスメニューも豊富な傾向があります。

例えば、一定期間仲介で売れなかった物件を不動産会社が買い取る買取保証(売却保証)は、仲介・買取の両方を行う業者ならではのサービスです。
買取保証があれば、万が一仲介で物件が売れなくても不動産会社に買取を依頼できる為、売却スケジュールの調整も行いやすくなるでしょう。
このような点から、最初から仲介で売ると決めている場合でも、仲介だけでなく買取にも対応しているかを確認することがお勧めです。

長谷工の仲介では、買取・仲介の両方を扱っていますので、お客様の要望に応じて柔軟に対応できます。詳しくはこちらをご覧ください。

長谷工の仲介の売却保証・直接買取はこちら

無料売却査定はこちら

物件のエリアを熟知しているか

不動産はエリアによって顧客層やニーズが大きく異なります。
例えば、郊外のエリアなら落ち着いた住環境を求めるファミリー層が主なターゲットとなります。一方、都市部であれば職住近接を重視するビジネスパーソンからの需要が高い傾向にあります。

その為、売りたいマンションがある地域の情報に精通している不動産会社を選ぶことが重要です。
どのようなニーズがあるのか、治安や人・物の流れ、再開発の予定といった、その地域の詳細な情報を熟知している不動産会社であれば、適切な販売ノウハウによりスムーズな売却が期待できます。

大手不動産会社は全国規模で広告を展開できるネットワークが魅力ですが、このような地域ごとの細かな情報においては、地域密着型の不動産会社が強みを持つといえるでしょう。
大手不動産会社と地域密着型の不動産会社の違いについては、後ほど詳しく解説します。

具体的な販売戦略を提案してくれるか

売却活動を進めるにあたって、具体的な販売戦略を提案してくれるかどうかも確認したいポイントの一つです。

近年の不動産売却では、従来のチラシ配布やオープンハウスに加え、インターネット広告の活用が欠かせません。また、VRを使ったオンライン内覧や、ターゲットに合わせたSNS広告運用など、多様なデジタルツールを駆使した戦略も効果的とされています。

さらに買主様のニーズを理解し、それに合った物件情報を発信する能力も求められます。
例えば、子育て世帯が多いエリアなら学区情報や公園の近さを強調したり、ビジネスパーソンの多い都市部なら駅へのアクセスや商業施設の充実度をアピールしたりするなど、ターゲットに響く提案ができるかを見極めましょう。

物件の特性と市場の動向を正確に把握し、多角的な視点から効果的な販売戦略を立ててくれる不動産会社に依頼することで、納得のいく売却が実現できます。

口コミ・評判はどうか

不動産会社を選ぶ際は、口コミや評判を参考にするのも有効です。
ただし、インターネット上の口コミサイトやSNSは、不特定多数が書き込めることから、やや信憑性に欠けるケースもあります。友人や親戚、会社の同僚などに家を売った方がいれば、なるべくリアルな声を聞いてみるのが良いでしょう。
なお、長谷工の仲介の顧客満足度は「98.6%」と、売主様から高いご満足をいただいております。

売却後のアフターサービスまで充実しているか

売却前と売却中のサービスだけでなく、売却後の保証やアフターサービスも充実している会社を選ぶようにしましょう。

売主様は、契約不適合責任と呼ばれる売主責任を負います。
契約不適合責任は、2020年4月から始まった制度で、売主様が契約内容とは異なるものを売った場合、売却後に売主様に対して修繕または契約解除、損害賠償などが追及される可能性のある売主責任のことです。
売主様は契約不適合責任を追及される恐れがある為、近年は大手の不動産会社を中心に保証のアフターサービスを充実させる会社が増えてきました。

契約不適合責任については、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

マンション売却における瑕疵担保責任(契約不適合責任)とは?対策方法を解説|長谷工の仲介

長谷工の仲介はアフターサービスにおいて、業界初の建物保証最長10年を提供しています。
売主様に安心して売却いただけるだけでなく、買主様からもご好評いただいております。
昨今のマンション売却では、アフターサービスの重要性が強まっていますので、業者選びの際は、保証内容をぜひチェックしてみてください。

また、売却中のサポートとして「仲介バリューアップサポート」もご提供しています。
専門スタッフによる水回りの清掃や簡易修繕、プロカメラマンによる室内撮影などを通じて物件の印象を高め、より理想的な条件での売却を実現します。

長谷工の仲介のアフターサポートはこちら

仲介バリューアップサポートはこちら

売却に関して丁寧にアドバイスしてくれるか

売却に関する具体的なアドバイスを丁寧に提供してくれるかどうかも、不動産会社選びでチェックしておきたいところです。
より好条件で売却する為に、リフォームやハウスクリーニングの実施が必要か、壁や床の傷の修繕はどの程度必要かなど、専門的な視点からアドバイスしてくれる業者を選びましょう。

特に仲介で売却する場合、売主様は契約不適合責任を負うことになる為、不動産会社には売却時にマイナスとなりうる要素(建物の古い設備や見落としがちな不具合など)であっても、それを指摘して具体的な対処方法まで一緒に考える姿勢が求められます。

物件のデメリットを隠さず適切に開示し、必要に応じて改善策を提案してくれる不動産会社であれば、トラブルを未然に防ぎ、安心して売却を進められるでしょう。

マンション売却にともなうリフォームについてはこちらの記事でも詳しく解説していますのでご覧ください。

マンション売却でリフォームは不要?売却価格などの面からその理由を徹底解説

担当者とのコミュニケーションは取りやすいか

不動産売却は、仲介・買取などの取引形態に関わらず、担当者との二人三脚で進めていくものです。
その為、担当者と密にコミュニケーションが取れるかどうかは、売却の成否を左右するポイントとなります。

質問や連絡に対するレスポンスのスピードや対応の誠実さ、売主様の状況や市場に合わせた提案力があるかなどを見極めましょう。
疑問点や不安な点があった際に、すぐに相談できるような関係性で納得できる説明をしてくれる担当者であれば、安心して売却活動を任せられます。

不動産会社は大手と地域密着型のどちらが良い?

大手不動産会社と地域密着型の中小不動産会社、ともに魅力や強みがある為、どちらにマンション売却を依頼するか迷われる方もいるでしょう。
ここでは、それぞれのメリットと注意点について解説します。

大手不動産会社のメリットと注意点

マンション売却を大手不動産会社に依頼するメリットと注意点は以下の通りです。

メリット 注意点
  • ネームバリューによる集客力や実績がある
  • 資金力があり、サポートや販売戦略に強みがある
  • トラブル発生時の対応力が高い
  • 物件のエリア内に店舗がない場合がある
  • 地域の特性を理解しきれていないケースがある
  • 担当者の異動が多い傾向がある

大手不動産会社の魅力はネームバリューとブランド力に裏打ちされた実績と、全国にアクセスできる広範なネットワークです。
また、資金力が高く、多様な広告媒体を活用した販売戦略やきめ細かなサポートも期待できます。
さらに、取引にあたって万が一トラブルが発生した場合も法務部門やコンプライアンス体制が整備されている為、スムーズな対応が可能です。

一方、大手不動産会社は国内でもある程度需要が見込まれるエリアに出店する傾向がある為、物件のエリア内に店舗が無かったり、地域の特性を理解したスタッフがいなかったりする恐れもあります。
売却活動中に社内での人事異動が発生すると、担当者が変わってしまい、信頼関係を築きにくくなる点にも注意が必要です。

中小不動産会社のメリットと注意点

マンション売却を地域密着型の中小不動産会社に依頼するメリットと注意点は以下の通りです。

メリット 注意点
  • 地域の特徴を熟知している
  • 顧客に対して地域密着ならではの具体的なアドバイスが可能
  • 担当者との距離が近く、柔軟な対応が期待できる
  • 広告や販売活動を広く行えないことがある
  • 得意な分野(一戸建てかマンションかなど)が限られていることがある
  • 会社の経営基盤やサポート体制が大手ほど盤石ではない場合がある

中小不動産会社は特定のエリア内で長年営業しているケースが多く、地域の特性を熟知し、売主様・買主様の双方に対してその地域ならではの具体的なアドバイスができる点が特徴です。
また、大手不動産会社と比べて担当者との距離が近く、社長やベテランスタッフが直接サポートしてくれることも珍しくない為、一人ひとりの要望に寄り添った柔軟な対応が期待できます。

一方、大手不動産会社に比べると広告展開や販売活動の幅が限られるほか、その地域で需要の低い物件に関してはスムーズに売却が進まない恐れがあります。
経営規模の問題から、万が一のトラブル時に対応しきれない場合もある点に注意が必要です。

不動産会社選びで失敗しない為に知っておきたいこと

最後に、不動産会社選びで失敗しない為に知っておきたい5つのポイントをご紹介します。

マンション売却に関する基礎知識を身に付ける

マンション売却を検討する際、まずは売却の手順や必要な準備、そして売却時にかかる税金など、基本的な知識を身に付けることが重要です。
基礎知識を身に付けることで不動産会社からの提案が適切かを自分で判断でき、不明点を質問したり交渉をスムーズに進めたりできるようになります。

マンション売却に関する基礎知識については、こちらの記事でも詳しく解説していますのでご覧ください。

マンション売却完全ガイド!注意点や流れ、税金・費用、失敗事例を徹底解説

マンション売却にかかる費用や手数料の相場は?節約方法やシミュレーションもご紹介

マンション売却にかかる税金はいくら?計算方法や知っておきたい控除について徹底解説

マンション売却に必要な書類は?段階ごとの必要書類と入手方法を解説

余裕を持った売却スケジュールを引く

売却までの期間が限られていると、焦りから条件の良い不動産会社をじっくり見極める時間がなくなったり、売り急いだ結果、本来よりも低い価格で売却せざるを得なくなったりする恐れがあります。

理想的な価格での売却を目指す為にも、複数の不動産会社を比較検討でき、売却条件を慎重に交渉できる十分な時間を確保できるスケジュールを引くことが重要です。

査定前に相場価格を調べておく

不動産会社に査定を依頼する前に、売却したいマンションの類似物件の価格相場を調べておきましょう。

築年数、立地、広さ、方角、間取り、設備などの情報をもとに、類似物件の過去の取引事例を調査することで、おおよその市場価格を把握できます。
市場価格が分かれば、不動産会社から提示された査定価格が適切であるかを判断することが可能です。

相場を調べる際は、以下の公的な情報サイトが役立ちます。

マンション売却価格の相場の調べ方やエリア別の相場については、こちらの記事でも詳しく解説していますのでご覧ください。

【2025年】マンション売却の相場は?都市・築年数別の価格や調べ方、売却のポイントを解説

東京都のマンション売却価格相場は?各市区町別・築年数別・間取り別に解説

横浜市のマンション売却価格相場は?各市区町村別・築年数別・間取り別に解説

大阪府のマンション売却価格相場は?各市区町別・築年数別・間取り別に解説

名古屋市のマンション売却価格相場は?区別・築年数別・間取り別に解説

福岡県のマンション売却価格相場は?各市区町村別・築年数別・間取り別に解説

複数の不動産会社に相談する

不動産会社には、それぞれ異なる強みや特徴があります。
例えば、大手不動産会社は集客力と手厚いサポートが魅力である一方、地域密着型の中小不動産会社はエリアの深い知識ときめ細やかな対応に強みがあります。

また、それぞれの会社が提案する具体的な販売戦略はもちろんのこと、担当者のアドバイスの質やコミュニケーションの取りやすさも異なります。
複数の会社に相談することで、それぞれの違いを比較検討し、売りたい物件や状況に適したパートナーを見つけることが可能です。

複数の不動産会社を比較する方法の一つとしては、不動産の一括査定サイトの利用が挙げられます。
一括査定サイトであれば一度の入力で複数の不動産会社に査定を依頼できる為、効率的に比較検討できるでしょう。

不動産会社を変更する場合はタイミングに気を付ける

現在の不動産会社で売却活動がうまくいかない場合、不動産会社の変更を視野に入れるのも一つの方法です。

しかし、不動産会社の変更を検討する際は、変更タイミングに注意が必要です。
媒介契約のうち専任媒介契約や専属専任媒介契約は、1社の不動産会社としか契約できません。契約期間中に他の不動産会社にも依頼できない為、不動産会社を変更するには契約の途中解約が必要です。

ただし、契約期間中に解約する場合は違約金が発生したり、それまでの広告費用などの実費を請求されたりする恐れがあります。
その為、契約期間や解約条件を理解したうえで解約を検討することが大切です。
思わぬトラブルを避ける為にも、契約期間の満了を待つか、事前に現担当者と十分に話し合い、合意のうえで解約手続きを進めるようにしましょう。

なお、一般媒介契約については多数の不動産会社と契約できる形態の為、期間終了を待つ必要はありません。

まとめ

ここまで、マンション売却を委託する不動産会社の特徴や選び方のポイント、注意点について解説してきました。
マンション売却を検討する際は、仲介に限らず、買取も視野に入れておくことをお勧めします。

また、不動産会社を選ぶ際は、根拠のある査定価格や具体的な販売戦略を提示してくれるか、売却後も手厚くサポートしてもらえるかなど、この記事でご紹介したポイントを参考にしてみてください。

長谷工の仲介では、売主様のマンション売却サポートに加え、引っ越し後の不安を解消するアフターサポートも行っています。仲介・買取の両方の売却方法をお選びいただける点からも、多くのお客様にご満足いただいています。
マンション売却をお考えの際は、ぜひ長谷工の仲介にお問い合わせください。

※本記事の内容は2025年9月3日現在のものであり、制度や法律については、今後改正・廃止となる場合がございます。

満足度の高い売却は「長谷工の仲介」で。

「知人・親族にすすめたい」そんなお客さまが90.8%!満足度の高い売却は「長谷工の仲介」で。

売却の流れをチェック!

この記事の著者

逆瀬川 勇造(合同会社7pockets 代表社員)
明治学院大学卒。銀行、不動産会社勤務を経て独立。宅地建物取引士、FP2級技能士(AFP)、住宅ローンアドバイザー。

関連のおすすめ記事